VSCode で Go 言語のデバッグ環境を整えるのに少し手間取ったため、手順を残しておく。
実行環境
- OS: Windows 10 Pro
- PowerShell: 7.4.0
- VSCode: 1.85.0
- Go: 1.21.5
- Go Extension(VSCodeの拡張機能): 0.40.1
前提
Go 言語のインストール、環境変数の設定ができていること。(他のサイトにいくつか解説されていたためここでは割愛する)
インストールは以下のサイトから msi ファイルをダウンロードし実行した。
Download and install - The Go Programming Language
1.Go 拡張機能のインストール
VSCode の Extensions から Go をインストールする。
2.go-delve のインストール
インストールした Go Extension のデバッグ機能を使うには go-delve が必要。
PowerShell で以下のコマンドを実行し、Github から最新バージョンの go-delve をインストールする。
go install github.com/go-delve/delve/cmd/dlv@latest
コマンド実行結果
3.launch.json の編集
初めて Run and Debug を押して F5(Start Debugging)を押すと、launch.json が生成される。
そのファイルに以下のように記載する。今回はserver.go
というプログラムをデバッグする例を記載している。
launch.json
{ "version": "0.2.0", "configurations": [ { "name": "Launch", "type": "go", "request": "launch", "mode": "debug", // デバッグ対象プログラムのパス "program": "${workspaceFolder}/001-echoserver/main/server.go", "env": {}, "args": ["-test.v"], "showLog": true } ] }
4.デバッグ実行
以下の流れでデバッグを実行する。Go 言語に限らず、Python など他のコードを VSCode でデバッグするときと同じ。
- デバッグ対象の任意のコードにブレイクポイントを仕込む
- Run and Debug から Lauch を選択して F5(Start Debugging)を押す
- デバッグが開始され、ブレイクポイントを設置した箇所で止まる。以下のような画面になる。DEBUG CONSOLE が表示されたり変数の値が左のウィンドウから確認できたりする。