panco’s blog

興味が沸いたことを書く

Cakewalk TTS-1 で自作した音源を保存・再利用する手順

マイブームで Cakewalk で遊び始めたが、初歩的なところで躓いたので残しておく。ググった感じ情報がなかったので、もし同じ問題に直面した人がいたら参考にしてほしい。(情報がないということは当たり前すぎるのかググり方が悪いのか・・)

なお、この記事の元ネタは私が Cakewalk の Q&A サイトで質問した内容だ。確認したい人はこちらからどうぞ。皆さん即レスでありがたかった。

discuss.cakewalk.com

前置き

Cakewalk の使い方をざっと理解したところで、実際に使い始めた。MIDI キーボードとかはまだ持っていないので、とりあえずデフォルトのソフトシンセ「TTS-1」を使い倒すことから始めるつもりでいた。
TTS-1 にはいろんな音源が入っている。そして、任意の音源を調節して自分好みの音を作ることができる。さらにそれを保存することで再利用でき、自分が作った音を使って作曲を楽しむことができる(と理解している)。

Cakewalk TTS-1の画面

自作音源消失事件

今回直面した問題について。シンプルに TTS-1 の音源をもとに自分好みにカスタマイズした音が保存できない、ということ。実際には、保存したつもりがその操作では保存したことになっていなかった。

深夜テンションで「この音最高じゃん!私才能あるんじゃね?」とか思いながら、数十個の音を User Normal に登録・保存した(つもりでいた)。ところが、翌日 Cakewalk を起動し User Normal を見ると、作った音が全部なくなっていてデフォルトの 001 Piano 1 が登録されている状態。夢の中で音作りしていたのかと錯覚した。遊びとはいえ、データロスト系は遭遇すると一瞬時が止まる。

User Normal 1 に Celesta という音を登録したときの画面

保存したはずなのに Celesta が消えている状態の画面

解決策

以下の手順で保存・再利用できる。
注意点は、Cakewalk を起動してプロジェクトを開いても、保存した音は自動でロードされないこと。手動でロードする必要がある。

【保存編】

  1. TTS-1 の Presets をベースに自作した音を User Normal に登録 (WRITE ボタンから)
  2. Save Bank を選択(下のキャプチャでいう「FingerJ.Bass」の表示領域をクリックするとメニューが出る)

  3. 任意のファイル名で GMN ファイルを保存

【再利用編】

  1. Load Bank を選択(保存編 2 のキャプチャ参照)
  2. GMN ファイルを選択 → 保存した音が Cakewalk に取り込まれる

余談:なぜこの問題にはまったのか

Cakewalk TTS-1 に対する若干の愚痴。解決策だけ見たらそんなの普通じゃねって思われるはず。でも、TTS-1 の画面上に保存アイコンがあり、これであたかも保存できたかのようになるのですよ・・・加えて、Cakewalk を起動する度、手動でロードする必要があることもややトラップ。冒頭で紹介した Q&A サイトの回答にも注意点として教えてくれた人がいたので、微妙な仕様だなあと感じているのは自分だけではないはず。知ってしまえばどうってことないけどって感じ。ひとまず解決できてよかった。

音源を保存できない保存アイコン