panco’s blog

興味が沸いたことを書く

Anaconda Pythonの仮想環境(Conda環境)を作る

備忘録。1か月前にやったばかりなのにほぼ忘れていたので、次も忘れたらここを見る(ということを忘れそうな無限ループ)。
さて、本題。

手順

  1. 環境一覧をチェック (before)
  2. 仮想環境作成
  3. 環境一覧をチェック (after)
  4. 仮想環境を有効化

Anaconda Navigator と コマンドラインで作成する方法があるが、 なんかかっこいいから勉強のためにコマンドラインを使う。

1. 環境一覧をチェック (before)

まずは今ある環境一覧を確認しておく。Anaconda Prompt で以下のコマンドを実行。

conda info -e

2. 仮想環境作成

1 に続いて以下のコマンドを実行。python バージョンは指定しなくても良いがしたほうが無難かな。
構文:

conda create -n [任意の環境名] python=[任意のPythonバージョン]

例:

conda create -n py311env01 python=3.11.3

3. 環境一覧をチェック (after)

  1. と同じコマンドを実行。仮想環境ができていることを確認する。

4. 仮想環境を有効化

デフォルトだと base なるものが有効になっている。作った仮想環境を有効化するには以下のコマンドを実行。
構文:

conda activate [任意の環境名]

例:

conda activate py311env01

[TIPS] Anaconda Prompt の設定(2023/11/05 追記)

デフォルトの Anaconda Prompt を開くと base が有効化されている。開くたび作った仮想環境を有効化するために conda activate を打つのは少々面倒。回避策は以下の通り。

デフォルトの Anaconda Prompt

回避策

1.デフォルトの Anaconda Prompt のショートカットをコピペ

2.コピペしたショートカットの プロパティ > ショートカット を選択。リンク先にパスを追記する。

以下が追記後のリンク先のパス全体。[ ] 内は適宜読み替え。

%windir%\System32\cmd.exe "/K" C:\Users\[ユーザ名]\anaconda3\Scripts\activate.bat C:\Users\[ユーザ名]\anaconda3\envs\[有効化したい仮想環境名]

追記するのは上記パスの最後の部分に該当するこちら。

C:\Users\[ユーザ名]\anaconda3\envs\[有効化したい仮想環境名]

リンク先のパスを追記

3.ショートカット名を好きなもの(仮想環境名にするなど)に変えて、好きな場所に配置。
自分はスタートとかタスクバーにピン留めしている。デスクトップにおいても良いと思う。

これで作ったショートカットを実行すれば、base ではなく仮想環境が有効化され、conda activate を打つ手間が省ける。

その他コマンド

作った環境を消したいなー

conda remove --name [任意の環境名] --all

Pythonバージョン知りたいなー

python -V